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11月

[2021.11.01]

院長の佐藤加奈子です。
涼しさが増してきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、ホームページが移転して少し時間がたちました。有難いことに、受診者の方から見ていますとコメントを頂くことも増えてきました。
先日は、間違いを発見して下さったり。
本当にありがとうございます。

当院では更年期障害に積極的に対応していますが、真逆になっていたのを教えて頂きました!
開院以来、沢山ご相談を頂いています。
漢方やホルモン補充療法など、その方に合った方法での治療をご提案しています。

更年期障害は多くの方が悩むことなのですが、治療を行わず耐えていらっしゃる方も多いのです。
更年期障害だけではありませんね。
月経不順も、月経前症候群も、月経痛も、子宮下垂も、あらゆる「困った」を我慢の力で乗り越えている方の多いこと。
我慢しない方法も沢山あるから頼っていいんですよ~!

人のことは言えませんが、私も月経関連症状には我慢の力で対応していました。当時ピルも少しずつ広がり始めた頃で情報が少なく、メリットを知る機会が現在とは桁違いでした。鎮痛剤も、もっとしっかり使えば良かったってぐらいに、怖々使っていました。

あの頃の自分に会えるなら、月経に悩まされずにピルで子宮と卵巣の保護をする方法を伝えてあげたいし、勉強はもっと計画的にした方がいいよとか、ちゃんと紫外線予防しないとシミが増えることとか、仕事し始めたら早起き出来るようになるから今はがんばれーとか、沢山教えてあげたいことがあります。

だけど、一つだけと言われたら、どれにするでしょうね。

心に引っかかっているのは、祖母のことです。
元気だった祖母が急逝する前日のこと、我が家に訪問していた母に祖母から電話があったのでした。
今日した買い物のことや、夜桜を見ていて綺麗だよ、と、他愛もないことだったのですが、忙しくしていた私は直接話すことなく、また次会った時に話そうと思っていました。

翌朝訃報を聞いて、あの時声を聞いていれば、と後悔する気持ちが心の底にあり、沈んでは時折首をもたげてきます。
あの日の自分に、少しでも時間を作って、電話に出て、ありがとう元気だよと言うように伝えたいですね。

「また今度」がいつまでもあるかどうかはわからない。

遠く故郷から離れた土地で、医療の道を選んだ私を応援してくれていた祖母。
今はもう少し近くで応援してくれているのでしょうか。
11月は祖母の誕生月だから、11月が来ると、ふとそんな風に思います。

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