ピル・アフターピル
ピルとは
ピルとは一般的に低用量ピルのことを言います。
避妊や月経移動・子宮内膜症・月経困難症の改善を目的としています。
低用量ピルは2種類に分けられます。
どちらも女性ホルモンである黄体ホルモンと卵胞ホルモンを含む錠剤です。
OC(Oral Contraceptives)
生理に関しる症状の改善や避妊も併せて目的とする場合
月経移動ピル・緊急避妊ピル(アフターピル/モーニングピル)を含みます
LEP(Low dese Estrogen Progestin)
月経困難症や子宮内膜症などの治療・症状改善を目的とする場合
メリット
- 避妊できる(OCのみ)
- 生理前のイライラ(PMS)や不安(PMDD)が少なくなる
- 生理痛を軽減できる
- 生理不順が改善できる
- ニキビや肌の改善ができる
- 子宮体がんや卵巣がんの予防ができる
- 子宮内膜症の予防と改善ができる
デメリット
個人差はありますが、体が慣れるまでの1~2か月間に以下の症状を感じる方がいます。
- 吐き気・嘔吐
- 倦怠感
- 胸の張り
- 頭痛
- 不正出血
- 血栓症のリスクが増える
- 忘れずに毎日飲まなければならない。
低用量ピルを飲むことをお勧めできない方
- 家族やご自身が深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)にかかったことがある。
- 乳がんや子宮体がんの疑いがある。または診断されている。
- 血圧が140/90以上の方
- 肥満症
- 肝機能障害
- 35歳以上で1日に15本以上の喫煙する。
- 妊婦・産後6週間以内または授乳中である。
処方する前に上記を確認するために専用の問診票の記載をお願いしております。
受診時には毎回血圧・体重の測定を行います。
また、当院ではピルを安心して服用していただくために半年ごとに血液検査、1年ごとにの子宮がん検診と乳がん検診をお願いしております。他院で検査を行った場合はその結果をご持参ください。